おにぎり握るように愛してくれない?

キラキラした男の子達のこと

ヒモを飼うまでに踏みたい理想的な35ステップ

 

キスブサで大好きな回がある。

2016.1.18放送「同棲している彼女のイライラを解消する方法」

彼女をイライラさせるシチュエーションを自ら選択し、それをどうやって解消するか、というお題。北山くんは「食器の片付けをしない」男だった。「食器洗うのだけは無理なんだよね」と意味の解らない言い訳をするくせに、イライラしているマイコに「ハーブティーでも飲んでリラックスしてよ」って言ってごろにゃんしてくる。私がマイコなら「誰がそのティーカップ洗うと思ってんだよ!?」と憤りを覚えながらも、すり寄ってくる男がこんなにかわいいならもうなんだっていいし、イライラも怒りも吹っ飛ぶ。だからこれは北山くんが一位です(まがお)

 

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食器を洗ってくれなくても構わない!ただソファでごろごろしてくれているだけでいい!!!ただいまって言ったらおかえりって言ってくれるヒモが欲しい。彼氏は好きだの浮気だの感情がめんどくさいから要らない。ただカッコよくてかわいい大好きなものを愛でたい。ペットを飼えばいいって?私は言葉が欲しい。全部の世話をしたいわけじゃない。だからヒモが欲しい。

そんな常日頃からヒモを飼いたいと思っている私が踏みたい理想的なヒモを飼うまでのステップを妄想してみました♡♡

 

ステップ1

飲み会の帰り、近所のバーにふらっとひとりで入ると、カウンターにひとりの男。席を3つ空けて座ったのに「こんな時間にひとり?」って声をかけられる。めんどくさいなーって思いながら男を見たら、チャラそうな言動とは相反する可愛らしい小動物っぽい顔。「いっしょ飲みません?」って小首をかしげる感じがやたらカワイイ。撫でたくてそわそわしちゃう。

 

ステップ2

テキトウに話をしつつ「これおいしいから飲んでみてよ」って男に勧められるカクテルが飲みやすいのにことごとく強くて酔いが回る。こりゃあやばいと思ってトイレに立つと、あまりにふらふらと覚束ない足取りに彼がとっさに支えてくれるはず。

 

ステップ3

「お酒強いんじゃなかったの?」って心配そうにトイレまでついてきてくれる彼。なんか背が小さいなあ、とふと思う。ヒール履いてなくても私のほうが大きいんじゃないのか…って思ってたら急に吐き気が。

 

ステップ4

結局リバースしちゃって情けないのと気持ち悪いので泣きそうになっちゃってうずくまっている私の背中をずっと撫でてくれる彼。「ごめん、俺も飲める女の子嬉しくて調子乗っちゃった」背中を撫でる手が背のわりに大きいしなんかふわふわしてて気持ちいなあ…って思ってたら急に眠気が。

 

ステップ5

目覚めた。見慣れた天井。記憶がない。私はどうやってここに帰って来たのか。あーでも気持ち悪い、頭痛い。水が欲しい…とよぼよぼの身体に鞭打ってキッチンに向かう。

 

ステップ6

あれ、私パジャマも着てるぞ…酔っぱらってたわりに自分えらいな、と思いながらミネラルウォーターをコップにそそいでいると、リビングでもぞもぞと物音がする。泥棒!?とソファの上のおおきな塊にかかっているブランケットをはぎとる。

 

ステップ7

男が寒そうに身を縮こまらせながら、ソファのうえでさらに小さくなる。どこから引っ張り出したのか私のTシャツにパンツ1丁で寝てる。じっとその寝顔を見ながら思い出す。少しずつ昨夜の記憶がよみがえってくる。昨日バーで一緒に飲んだ男!!!

 

ステップ8

寝癖のせいであらわになったカタチの良い額。凛々しい眉の下の閉じられた目は、意外と長いまつ毛で縁取られている。まるくてやわらかそうなほっぺた。半開きの唇はぽってりとしていて、ちゅーしたら気持ちよさそうだな…とぼんやり考えていると突然、昨夜の記憶がフラッシュバックする。私、この男とキスした!!!!

 

ステップ9

やばいやばいやばいよく知らない男とキスしちゃったよ私…って頭を抱えていると、男がこのタイミングで目を覚ます。ぱちぱち、とゆっくりまばたきをしながらぼんやりと私を見る男。ふにゃっと笑って「おはよ」って結構な男らしいかすれた声で呟く。

 

ステップ10

私は頭が混乱していて、とっさに持っていたブランケットを男に被せる。ドラえもんの秘密道具みたいにこのままこの男を異空間に飛ばしてくれ!って願う。

 

ステップ11

消えるはずもない。だってこれはただのブランケットだから!!!

 

ステップ12

ブランケットの奥からひょっこり顔を出す男。「なんで照れてんの?」「だって!」「なんもしてないよ?」「へ?」「いやーさすがに送りオオカミって今時流行んないっしょ」って頭を掻きながら笑う男に茫然とする私。でも、なんとなく、そのぷっくりとした唇の感触だけは覚えてるんだけど。夢にでも見たのか。

 

ステップ13

「なんもしてないけど、洋服は着替えさせたよ?汚れてたし」って何でもないみたいにいうからとっさに身体を抱きしめるようにして隠すと「リアクション古っ!」って笑われる。

 

ステップ14

「てか時間大丈夫?今日も仕事だって言ってたよ、きのう」とさりげなーく、うーって伸びをしながら言われた事実にハッとして時計を見る。遅刻する!!!

 

ステップ15

バタバタと用意している間、男はソファに座って呑気にテレビを見ている。ここが人の家だということをわかっているのだろうかと不安になるくらいの馴染み方。ていうか私が家を出るタイミングで一緒に出てもらわないと困る。

 

ステップ16

「あー俺もうちょいここで時間つぶしていい?カギはポストにでも入れときゃいいでしょ?」ね?っていうカワイイ笑顔に絶望。なんて図々しさだ。反論しようとクチを開いたら言葉がかぶせられる。「いいの?時間。遅刻しちゃうよ?」本当に図々しいにも程がある。

 

ステップ17

仕事中も気が気じゃない。まあ、きっと出ていくだろう。赤の他人の家に入り浸るなんて正気じゃできないだろうし。でも、帰ったとき、あの彼が部屋にいて、おかえり!って明るい声で迎えてくれるのもいいなと思ってしまった自分がちょこっとでもいることには気づかないふりをしておく。

 

ステップ18

仕事に忙殺されて、ようやく帰ってきた23時前。まさかいないだろうと思いながら、玄関のシリングにキーを差し込むと、鍵が開いている!!!

 

ステップ19

慌てて室内に入る。見知らぬ靴。明々とともるリビングの照明。ちょっとボリュームの大きいテレビの音。「おかえり!いつもこんなおせえの?」今朝出ていけと告げたはずの男がまだいる!

 

ステップ20

「なんでまだいるの!?」「ん~留守番?」「頼んでないけど!」「あはは、そーだよね」って笑いながら階段を上がってきて「いや、ひとりで部屋に帰ってきてさ、誰もいないのって寂しいじゃん?だから待っててあげようかなーって思って」なんて言うからなんかキュンとしてしまう。

 

ステップ21

「うそうそ。言うとおりにしなくてごめん。心配しなくても帰るって」黙ってる私が怒ってると勘違いしたのか、苦笑いを浮かべながらブルゾンを手に取って、玄関に向かう彼。スニーカーのひもを結んでる背中を見て、なんとなく寂しくなって「またあのお店で会える…?」って聞いちゃう。

 

ステップ22

「なに?ここでお別れは嫌なの?」って靴を履き終えて立ち上がった彼がこっちを向いてニヤニヤしながら言うから、「そんなんじゃないけど!」って慌てて否定したら「ほんとわかりやすいね」って鼻で笑われる。

 

ステップ23

ひょいひょいって手招きされたけど笑われたのが気に食わなくて拒否してたら「ほら!俺もう靴履いちゃったから!こっち来てよ」って言われる。仕方なく近寄ったら、ぐっと手を引かれる予定。

 

ステップ24

「うわ!」バランス崩して彼に抱き留められる体制に。慌てて距離を取ろうとするけどそのまま抱きしめられる。私と身長変わらないくせに力が強い!ってドキドキするはず。

 

ステップ25

「あのお店にはもういかないかもしれないけど、ここになら来てもいいなあ」って耳元で言われる。なんてクサい台詞!と思いながらも赤面してしまうと思う。

 

ステップ26

いやでもここでキュンと来てたらただのチョロい女でしかない!と歯を食いしばる。「なに言ってんの…!」って女のプライドに賭けてぐっと男を押し返す。

 

ステップ27

「なんで?また会いたいんでしょ?」って首を傾げられてうああああってなる。絶対カワイイ系だっていう自覚があるずるい!!!って相当なダメージを食らう。

 

ステップ28

「俺もまた会いたいし。ね?」って言いながら男がポケットからこの家のスペアキーを取り出して、顔の横でぶらぶらさせる。朝、出ていくときにポストに入れといてねって渡したやつ。

 

ステップ29

「だからこれ借りてくね」って頭ポンポンってされて、「え?うそでしょ?」って私がぽかーんとしてたら「ほんとだよ」って笑いながらほっぺにチューされて、「じゃあ、また来るから」って彼が出て行く。

 

ステップ30

見事に堕ちる。

 

ステップ31

こうやってスペアキーをなかば強奪され、

 

ステップ32

いつ来るかもわからない彼を待って一喜一憂する日々が始まり、

 

ステップ33

でも「帰ってきて部屋が暗いと寂しいもんね?」とかなんとか言ってなんだかんだ部屋に彼が入り浸るようになり、

 

ステップ34

見事にヒモ化。

 

ステップ35

あとはこれの北山くんをご覧ください。

kkbxxxx.hatenablog.com

 

さいごに

wedding.mynavi.jp

 

私この記事が大好きすぎるんですけど、妄想の対象が綾野剛で、なおかつ書いてる方がカワイイ女性だとこういう幸せあふれる感じになるんだなと改めて思いました。一人称が「僕」って私が妄想する世界にはいない男だったマジで。

いや、北山くんに罪はないんです!!!だって北山くん天使だし!!天使の生まれ変わりだし!!!???わたしのダメ女属性が強すぎるからいけないんです!いやでもそういう属性を持った女を夢中にさせる北山くんも悪いよね!?あれ!?

 

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なんでもいいから、わがままヒモ男ください。